襟なしで“こなれ感”を演出、オーセンティック・ノーカラー / スラックス【PLAY】/ NAVY

「能ある鷹は爪隠す」ということわざがある。英語では「Who knows most, speaks least.」と言ったりする。「最も知る者は、多くを語らない」、まさに襟をなくしたこのセットアップのことだと感じた。削ぎ落とすのは勇気のいる作業だが、どこまで削ればカッコイイかを知っているからこそできることだ。

オーセンティック・セットアップのジャケットから襟をなくしたドレスダウン・スタイル。Vゾーンのシャープさが残っているので、フォーマルな場にも着ていきたい。むしろ、襟なしジャケットの佇まいに“こなれ感”を感じる人が多いはずだ。

生地の経糸には、上質なスーツに使われる「スーパー100ウール」を使用。ウールの中でも最上級に位置するメリノ山羊から採取している。上質で軽量、美しい光沢感があり、1年中着られる素材であるが、こだわりをここで止めないのがPLAYLIST。緯糸には、ストレッチ性のある糸を採用することで、艶やかさに動きやすさをプラスした。

ほとんどの洋服はミリタリーから進化を遂げ、それぞれ役割があった。MA-1なら、パイロットがコクピット内で動きやすく、操縦しやすいように。ダッフルコートは、第二次世界大戦中のイギリス海軍の士官が、品格を保ち、威厳を保てるように。オーセンティック・セットアップは、現代を想像力と行動で生き抜くビジネスマンの“立ち姿”を意識してデザインした。ウール特有のシャリ感が出すぎないように、独自に開発した生地で、上質な艶とストレッチ性を同時に実現した。

なんといっても、このセットアップで特筆するべきは、フォルム感であろう。動きやすいようにジャケットの身幅にはゆとりを持たした。ゆとりに釣られて、肩も大きくしてしまい、ゴワっとしたジャケットをよくみてきたが、ビックシルエットにはならないよう、肩周りは正統派を意識した。

合わせるパンツは、PLAYフォルムがおすすめ。FLATフォルムは、動きやすさと正統派な印象を追求したジャケットには持ってこいの細身のシルエット。かといって、一般的なスラックスほど細くはない。PLAYフォルムは、少し遊び心を効かせ、独自のバランスを楽しんでもらいたい。




梳毛特有の上品な表情を保ちながら、ヨコ糸にストレッチ性のあるポリエステル糸を採用した、機能性ハイブリッド素材のミニマルディテールなワンタックスラックス。
シワになりにくく、撥水性も兼ね備えた適度な肉厚の素材のため、オールシーズン対応可能。

■フォルム＆デザイン
深めのフロントインタックが腰回りの視覚的ボリユームを抑えつつ、ゆとりのある着用感。
後ウエストシャーリングでストレスフリーな履き心地が魅力。
太腿から裾にかけて強めのテーパード。
もちろんベルトループも配されており、幅広いシーンで着用可能。

セットアップ対応として同素材のジャケットをご用意しております。

ノーカラージャケット【PLAY】

テーラードジャケット【PLAY】

■素材
タテ糸に2/60のSuper100’ｓ原料を、ヨコ糸にストレッチ性のあるT400の糸を使用したハイブリット素材。
Super100’ｓの原料が持つ上品な艶感とストレッチ性によるコンフォート感が特徴で、撥水性も兼ね備えている。